こんにちは、にりんごです。
2020年春より、約30年ぶりに正社員保育士に復職しました。
今これを読んでくださっているかたは50代でしょうか。
それとももう少し若い40代でしょうか。
夫が病気で休職したため、私は50代で正社員での復職を選びました。
でも心の中では、復職に対するたくさんの不安がありました。
決断を下すまでの葛藤、そして相反して抱いていた期待、についてお話しします。
大丈夫か?50代の体力
一番心配だったことは、ズバリ自分の体力です。
保育士の仕事は、肉体労働が多いです。
子どもを抱っこしたり、時にはおんぶもします。
散歩に行ったり外で走ったり、布団を敷いたり給食の配膳をしたり。
子どもの昼寝中に事務仕事をしている時以外は、ずっと動いている。
また、朝が早かったり夜遅くまでの日がある変則勤務。
特にからだが強い方でもなく、スポーツで鍛えているわけでもない私は、自分の体力が持つかどうかが一番心配でした。
2年前に人生初の人間ドックを受けて、治療を必要とする項目はなかったものの、自分では体力がないほうだと思っています。
その私が、エネルギーに満ちあふれている子どもたちと、楽しく毎日を過ごしている。
本当に感謝です。
逆に子どもたちから元気をもらっているのですね。
なので、大丈夫です!
50代からでも正社員保育士に復職できます。
健康に不安があるかたは、一度人間ドックを受けるなどをして何もなければ、少し自信が持てるようになるかもしれません。
大丈夫か?責任を持って働くこと
パート保育士として働いていた時は、一日の時間数も少なく責任もあまりありませんでした。
担任の保育士に聞きながら、手が足りないところを補うイメージです。
書類も基本的には書きませんし、保育内容を検討することも、保護者対応もありません。
子どもに信頼され楽しく遊ぶことはできますが、強い絆を結ぶことは少なかったように思います。
私は担任を持って、子どもたちと深く関わりながら保育をしたいと思いました。
仕上げなければいけない書類は山のようにありますが、今とても充実しています。
子どもたちと、人間対人間として向き合って過ごしている毎日は、わくわくドキドキ、新しい発見に満ちていて、とてもドラマチックです。
やりがいを求めているかたは、ぜひ正規の職員として働くことをおすすめします。
大丈夫か?専門性
しばらく保育の現場から離れていたかたは、保育士として専門性を発揮しなが働くことに不安を持っているかたもいらっしゃるでしょう。
私もそうでした。
久しぶりに復職すると、保育所保育指針が改訂を重ねていたり、連絡帳やお便りは専用のアプリを使って送受信したり、出入り口の施錠が電子化されていたり、と驚くこともたくさんあります。
保育所保育指針はとても大切なので、解説つきの本を購入し、内定が決まってから何度も読み返しています。
製作や手遊びや絵本の読み聞かせなどなど、具体的な保育内容は急ピッチで勉強を進めながら行っているところです。
園長や回りの保育士の方々に園のやり方を聞いたり、相談することも多いです。
保育士の資格を取るためにかつて勉強をしたことは、自分の引き出しのなかに残っているものです。
電子化が進もうと園の建物がきれいになろうと、人間に対峙する保育の仕事の基本は変わっていないと思えました。
ただ、この数十年で子どもを取り巻く環境は大きく変わっていますので、この点については留意しながら保育や保護者の対応にあたっています。
もう一度保育の現場に立つ喜び
正規の職員としてもう一度保育園で働けるかも?、と初めて想像したときに一番に感じたことは、わくわくした嬉しさでした。
私は保育士として働きたかったのです。
もう一度保育の現場で学ベることはとても嬉しいことです。
ぜひ想像してみてください。子どもたちに囲まれて働いているご自分の姿を。
わくわくする気持ちがわいてきたら、ぜひ挑戦してみてください。
私は定年が65歳の保育園を選んで受けました。現在50代ですから、60歳ですぐに定年を迎えてしまうのは悲しいので。
人生100年時代と言われる今です。
元気なうちは保育士としてまだまだ働ける!と、今日もわくわくしています。
今回は50代で保育士に復職する不安と喜びを書きました。少しでも参考になれば嬉しいです。
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